キケンな瞳に恋してる
なんて言うか、絶望?悲しみ?
そんな感じがする。
こいつも過去になんかあったんだ。
「爽~。虎の奴全然喋ってくれないや」
「お前のテンションの高さに呆れたんだよ」
「酷いなあ~。あっ!意外に美形だったよね」
「まあな」
虎は智喜並に美形だ。
男でも見とれてしまうほどだ。
「最近隣町の竜金が俺らのチームを狙ってるから気をつけろよ」
『はい!』
みんな一斉に返事をする。
竜金は隣町の不良チームだ。
やたらとこっちのチームにちょっかいを出してくる。