キケンな瞳に恋してる



なんて言うか、絶望?悲しみ?
そんな感じがする。
こいつも過去になんかあったんだ。



「爽~。虎の奴全然喋ってくれないや」


「お前のテンションの高さに呆れたんだよ」


「酷いなあ~。あっ!意外に美形だったよね」


「まあな」



虎は智喜並に美形だ。
男でも見とれてしまうほどだ。



「最近隣町の竜金が俺らのチームを狙ってるから気をつけろよ」


『はい!』



みんな一斉に返事をする。
竜金は隣町の不良チームだ。
やたらとこっちのチームにちょっかいを出してくる。






< 145 / 236 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop