キケンな瞳に恋してる
俺は優衣に今日は帰らないと言わなければならない。
前に、俺がチームの集まりで遅くなった時、優衣は寝ないで一人で待っていた。
「おかえりなさい」
そう言って笑顔で俺を家に迎えた。
目が少し赤い。
寝ないで待ってたんだってすぐわかった。
俺にはわからなかった。
なんで血も繋がらない俺なんかに優しくするんだろうか。
俺は女は嫌いだ。
自分勝手だし、化粧で飾ってるし。
けど、何故か優衣なら大丈夫な気がした。