キケンな瞳に恋してる
「今日は早く解散したんだよ」
「そうなんだ。メールしてくれたらすぐに帰ったのに」
「お前・・・血がついてる」
爽が私の袖を指さした。
袖には少しだけ血がついていた。
さっきの綺麗な少年の血がついたんだ。
「ペンキだよ。今日美術があったから」
「そうか・・・」
爽、もしかして心配してくれてる?
やっぱり爽は素直じゃないけど優しいや。
「早く寝ろよ。明日どうせ起きれないだろ」
「失礼だよ!私だって起きれるんだから!」
「俺の予言は当たるからな」