キケンな瞳に恋してる



「優衣って呼んでいいか?」


「うん!じゃあ私は虎って呼ぶね!」


「ああ」



まるでカップルのような二人。
現れてしまったんだ。
史上最高のライバルが。



「爽さん。優衣は俺がもらいますから」


「優衣は俺のだから覚悟しとけよ」


「楽しみにしてます」



優衣はまた不思議そうな顔をする。
こいつの鈍感さと天然さは多分直せないな。



「優衣。行くぞ」


「うっうん」



俺は優衣の腕を引っ張り倉庫に出ようとする。








< 168 / 236 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop