キケンな瞳に恋してる
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ーーーーーー放課後
「ごめんね!バイバイ!」
「うん。バイバーイ」
莉子が手を振りながら教室を出て行った。
今私がいる教室は私一人だけ。
みんな部活や委員会でどこかへ行ってしまった。
今日一人で帰るのは本当虚しすぎる。
スーパーに寄って帰ろうかな?
今日は肉じゃがでいいよね?
まるで主婦みたいなことを考えながら教室を出る私って・・・。
「あれ?なんで虎がここに?」
教室を出たとたん綺麗な黒髪をした虎がいた。
やっぱり制服は着崩している。
「一緒に帰らねえ?」
「別にいいよ!今日は悲しいことに一人だからさ!」