キケンな瞳に恋してる
「最低!このヤリチン男!」
女は怒り任せに俺に物をぶつけてラブホの部屋を出た。
「帰れよ。お前の顔なんか見たくない」
俺は女に冷たくそう言った。
あの女が言った通り、俺は最低だ。
愛なんてなくたってヤレる。
Sexって好きな奴と愛を深めるためにやるんだろ?
愛があるSexなんてしたことがない。
いや、好きな奴、愛してる奴なんてできたことがない。
俺は昔から一人ぼっちで寂しくて・・・。
人肌恋しくて女を抱いていた。
快感、快楽だけしか感じられない行為だった。
愛なんてなかった。