キケンな瞳に恋してる
爽と姉弟だなんて言いたくない。
だってさ、顔が全然違うじゃんとか思われたくないもん。
爽が無駄にモテるからいけないんだ。
私なんてモテた経験がないんだから!
「教室違うだろ。早く自分のクラス行けよ」
「あっ!そっか!」
私はついつい中等部に来てしまった。
最悪だ。これほどまでにボケていたとは。
「じゃあね!素直じゃない爽く・ん!」
「うるせ!ブス!」
私に言われてまたまた顔を赤くする。
それを見ていたのか、一人の金髪の男の子がビックリした顔をしながら私を見ていた。
まあ、いっか。
気にしないようにしよう。