キケンな瞳に恋してる



俺はただ、優衣の頭を撫でて、落ち着かせることしかできなかった。



けど、優衣はすぐ元気になった。
さっきまでのことがなかったように。



「今日の晩御飯なにがいい?」



って聞いてるし。
こいつの馬鹿さに本当呆れた。



俺達は図書室で気絶している雅樹君とやらを置いて図書室を出た。



「ヤベ。補習があったんだ」


「補習?ヤバいんじゃない?進級できないよ?」


「悪りぃ。俺、補習があるから」








< 58 / 236 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop