キケンな瞳に恋してる
俺はただ、優衣の頭を撫でて、落ち着かせることしかできなかった。
けど、優衣はすぐ元気になった。
さっきまでのことがなかったように。
「今日の晩御飯なにがいい?」
って聞いてるし。
こいつの馬鹿さに本当呆れた。
俺達は図書室で気絶している雅樹君とやらを置いて図書室を出た。
「ヤベ。補習があったんだ」
「補習?ヤバいんじゃない?進級できないよ?」
「悪りぃ。俺、補習があるから」
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