キケンな瞳に恋してる
お母さんに頼まれたのは牛肉とジャガ芋。
なに作るんだろう?
カレーかな?
「あの~。ちょっといいかな?」
人通りが少ない道で誰かに話しかけられた。
ナンパ?こんなブスに話しかけるとは馬鹿な奴め。
「なんですか?」
「少し、眠っててくださいね?」
「えっ・・・」
いきなりハンカチを口に当てられた。
なにがなんだかわからなくて抵抗ができない。
意識がだんだん遠くなっていく。
「爽を恨んでよね」
最後にそんな声が聞こえた。