キケンな瞳に恋してる
「まっ、松下なら屋上に行きまし、した。雅樹と一緒に」
「爽。早く屋上へ行こう。危ないみたいだよ」
優衣のクラスに行き近くにいた男子に優衣の居場所を聞いてみる。
男子は怯えながら屋上にいると答えた。
遅かったか。
俺は智喜と一緒に急いで屋上に向かった。
バンッ!
「おい!なにしてる!」
屋上の扉を開いた瞬間、智喜が怒鳴り声を上げた。
屋上に入ると、雅樹君とやらが優衣にナイフを向けていた。優衣は震えて涙目になっている。