キケンな瞳に恋してる
それが普通だ。
ナイフなんか向けられたら誰だって怯える。
「遅かったねえ~。これでやっと君に殴られたお返しができる」
「馬鹿なことぬかしてんじゃねえよ」
「馬鹿なこと?俺にとっては重大なことなんだよ。プライドをめちゃくちゃにされたお返しなんだから」
こいつ、イカれてる。
本当にヤバイぞ。
雅樹君とやらの息の根を止めるのは簡単だが、その前に優衣が刺されたら終わり。
どうしたらいいかわからない。
好きな奴一人も守れないのか?
「遊びはそこまでだよ~」