王様彼氏とペットな彼女!?~Heart Breaker~
金色=あたしの彼氏
「……ねぇねぇ。小野君!お昼、一緒に食べない?」
待ちに待った時間がやってきた。
今朝いつもより早起きして作ったお弁当を胸に抱えながら、あたしは机に伏せて眠っている小野君の体を揺すった。
だけど、小野君を起こすのは一苦労で。
「……小野君、起きてよ~!!」
「……んだよ。うるせぇな」
起きる様子のない小野君の体をもう一度遠慮がちに揺すると、さすがの小野君も顔を上げた。