王様彼氏とペットな彼女!?~Heart Breaker~

水族館内のこじんまりとしたレストランで遅い昼食を済ませた後、お土産を買い水族館の外にある二人掛けのベンチに腰掛けた。


「閉園時間の17時に駅直通のバスが来るって書いてあったよ」


「あと50分か」


「小野君、眠くなってきたでしょ?少し寝てもいいよ?」


小野君の特技は寝ることだと思う。


どんな場所でも誰といてもどんな態勢でも寝ることが出来るらしい。


「10分寝る」


「分かった。起こすね」


小野君は腕を組んだまま目を瞑った。


毎日遅くまでバイトをしているから疲れが溜まっているんだろう。


「おやすみ」


あたしは寝息を立てている小野君の肩にそっと頭を乗せた。










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