王様彼氏とペットな彼女!?~Heart Breaker~

「……小野君ならいいよ?」


お互いの視線が熱く絡み合った時、小野君の茶色い瞳から目を反らさずにそう言った。


小野君になら、全てを捧げられる。



「それ本気か?」


「本気だよ」


あたしがコクリと頷いた瞬間、小野君は真剣な表情を浮かべた。


「お前が言いだしたんだからな」


「……え?」


「今更嫌だって言っても聞かねぇぞ」


その言葉と同時にあたしはベッドに押し倒されていた。


心臓が激しく暴れ出すのと同時に、わずかな不安が胸にくすぶったのを感じた。



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