王様彼氏とペットな彼女!?~Heart Breaker~
heart breaker
翌朝、あたしはすぐに舞子に謝った。
「勘違い~?!引っ越すって聞いてあたしがどんな気持ちでいたか知ってるのぉ?!」
「ホント、ごめん!!今度何かおごるから許して?ねっ?」
「じゃあ……駅前のクレープよろしく!」
「了解!!」
あたしが頷くと舞子はホッとした表情で微笑んだ。
「それで、あたしのあげたコンドームは役に立ったの?どうなの?」
「あ……そういえば、使わなかった……」
「ちょっと、避妊はしなきゃダメだって!!」
「あたしのは使わなかったけど、ちゃんと避妊したよ?」
多分、小野君はちゃんとゴムをつけてくれた。
緊張していたし、小野君の手元を見ていた訳じゃないけど、一瞬だけ間があった気がする。