ハツコイ
笑いながらも、いじられてるボールは恭助から離れようとしなかった。
……キーンコーン…カーンコーン……
気がつけば、もう6時だった。
「帰らないと、ね」
「そうだね。校則違反だっけ?」
「うん。」
ゆっくり歩いて校門に向かう。
「明日、部活紹介の集会有るだろ?」
「あぁ、そういえば、先生言ってたような…」
「それ、2年が発表するんだ」
「ふーん」
「俺、男子バスケ代表。」
「へぇ……って、出るの?」
「まぁね(笑)」