SevenStars

その日からナナとは毎日一緒だった。
初めての親友と呼べる相手。

それだけであたしは嬉しかった。
でもその間にナナには無数の噂が飛び交い、みんながナナから離れていった。

勿論それはあたしにも降りかかって。

『あんな子と連むのやめなよ』
『由真どーしたの?』
『地味なあんたが雪原と合う訳ないよ』

毎日呼び出されては、ナナを否定することばっか。

ナナの事知らないくせに。
ナナを否定しないで。
あたしの事理解しないくせに、
分かったような事言わないで!
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