SevenStars

どこかであたしの中で糸が切れた。

「さっきっから聞いてればナナの悪口ばっか。
あんたらもっと他の話題なかね」

どっかの訛りも同時に出てきた。
あぁ、ばぁちゃん譲りだ。

「…あんたさぁ、あたしらなめないでよ?」

ひとりの足が壁を蹴る。
誰がなめるか。
気持ち悪いな。

怖いもんなんて何もない。
傷だらけになったら、ナナに笑ってもらおう。
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