sugar voice


「………」

ちょっと…いやかなり傷つくんですけどι

ショックから立ち直るのに30秒ほどかかっていたらいつの間にか麻山先輩は遥か先に行っていて


「見学…くるんだろ?早くしろ」

立ち止まり、チラッとこちらを見てボソリと呟いた


「…あ、はい!!」

慌てて大きな声で返事をする

なんか先輩が私が見学するのを覚えてくれていただけでも奇跡なような気がしてきた


途端にさっきまでのショックは完全に吹き飛んで

「ちょっと待って下さいよ!!」

当然待ってくれる筈もなく、先輩の歩くスピードに驚きながらも私は少し緩んだ顔のまま急いで先輩のもとへ走った


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