sugar voice
―――――…‥
ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ
思い切りﾄﾞｱを開けて中に入ると
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
丁度ﾁｬｲﾑの音が鳴り響いた
「ｷﾞﾘｷﾞﾘｾｰﾌι」
「だね」
私達はふぅ…と安堵のため息を漏らす
だが、安心したのは束の間で
担任であろう少し小太りの女の先生は私達を見て苦笑すると
「早く席につきなさいι遅刻にしますよ」
生徒名簿を開く素振りを見せながらそう言ったものだから私達は慌てて自分の席に座った
