sugar voice


ふと視線を麻山先輩に引っ付いている清水先輩にうつして

「えと…清水先輩、部員はこれだけなんですか?」

キョロキョロ辺りを見渡しながら聞いてみた

「えっと…あそこにいる子見えない?」

ほらあそこって指差している先を見れば机に突っ伏して気持ちよさそうに寝ている女の子が1人

どんな子なのか気になり、立ち上がって女の子の方へ歩み寄る

「…銀色の髪」

思わず目を見開いた

生まれつきなのかな?

少し開いている窓から入るそよ風が長い銀髪を静かになびかせている

「ううん…」

「あっ…起きた?」


と思ったが顔をこちらへ向けてまたスースーと寝息をたてはじめた

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