sugar voice

うそ…

「柳井、お前は毎日理由もなく遅刻ばっかりだなιちょっとは時間を気にして来い。遅刻をするなら事前に言うなりなんなりしろ」

「はーい。すみませんでした」

麻山先輩に注意されているのにもかかわらず、全く悪びれる様子もなくドカッと椅子にもたれかかる

「お前なぁ…」

「まぁまぁ仁先輩ι柳井はあんなに良い写真撮るのにこういう所は駄目なんだよなぁ~」

清水先輩は仁先輩を宥めながらやれやれ…と苦笑いを浮かべる


…本当に、柳井だよね?

私は柳井の姿をしっかりとらえたまま、しばらくその場に立ち尽くしていたら

「あ~…あ?」

「!!!」

私に気付いたようで柳井は一瞬驚いたような顔をした


「架山?」

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