sugar voice


私は鞄からお父さんにもらった例のチケットを取り出す

なんで持っているのかというと、お母さんが肌身離さず持っていなさいって余りにも煩いものだから仕方なく鞄に入れていたからだ

しかも鞄に入れたか毎日チェックまでされるんだからたまったものじゃない




綺麗にラメ加工されてあるチケットの裏をみればやはり日付は明日になっていた




すっかり忘れてたι




「なーに見てんの?」

それを横で見ていた瑞希先輩はニヤリと笑うといとも簡単に私が持っていたチケットを取り上げた


< 148 / 375 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop