sugar voice





やめてよ…







「うるさいっ!!」




思わず大声で叫んでしまい、すぐにお母さんの顔を見れば目を丸くしていつの間にか私の手を離していた


「…ッ…ゴメン…」


顔を逸らして消え入るような声でそれだけ言うと、一目散に階段を駆け上がった




「…菜月」


お母さんは私が部屋の中へ消えた後も暫く二階を見つめていた

< 155 / 375 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop