sugar voice
「どうしたの!?」
私の異変に気がついてお母さんが私のもとへ駆け寄る
「…なんでもない」
頭がガンガンする
喉も痛い
でも学校に行きたい
何事もなかったかのように立ち上がろうとしたが、お母さんはそれを制して無言でスッと手を私のおでこにあてる
「…熱があるわね、今日は安静にしてなさい。学校には連絡をいれておくから」
「…行きたい」
「駄目。これ以上酷くなったらどうするの?」
有無を言わせず、強制的にベッドに放り込まれた
「待ってて、今何か持ってくるから」
そう言うと慌ただしく部屋を出ていった
「…凄いなι」
お母さんにはかなわないや
まだ言いたいことがあったが頭の痛みが酷くなってきて仕方なくそのまま布団に潜り込んだ
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