sugar voice

-あれっ?-菜月side




―――――――――…‥


あれからアンコールが3回も続いて

4回目のお願いコールをすれば

「もう一曲だけ…」

とそこまで言えば、突然ガタリと椅子を引く音がしてシンは喋るのを止めると徐に振り返った


音がした方を見ればヒロが立ち上がっていて、ヒロはシンの方へ足を進めると何やら耳打ちする



「あ~…」

話し終わるとシンはヒロを見て苦笑いを浮かべて、厳しいな…ιと小さく呟いた

ヒロも眼鏡を上げながら眉を下げて困ったように笑う



…ん?

どうしたんだろ


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