sugar voice



勿論、その女性がキャーキャー騒がれている訳でもなく…何やらもめているようにみえた




『ちょっと、どんな手つかったのよ!!』

「別に、何も…」


『カズくんめったにあんなことしてくれないのよ!?』

「知ってるわよ。私だってびっくりしてるの!!」

『教えなさいよ。お・ば・さ・ん!!』

「お…おばさんっ!?」


ファンの子が口々に言ってはお母さんが返す

その繰り返し





「………」

なんだか可哀想ι


なんて

遠巻きに見ている私は完全に他人事で


となりに立っている赤髪男はあの騒動を起こしている張本人だというのに腹をかかえて笑っている


< 198 / 375 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop