sugar voice

『まだライブの途中です。ファンの人達の混乱を避けるためにも、今すぐお戻りになって下さい』


ガタいの良い強面そうな警備員が前に出てきて柳井に話し掛けてきた



「…嫌だって言ったらどうすんの」

怖そうな人達に囲まれていても怯む様子なくニヤリと不敵に笑う

「そうですね…」

男は柳井の返答が分かっていたのか、ニヤリと意味深な笑みを浮かべて再び口を開く






『残念ですが…強制的にお連れ致します』


そう言ったのと同時に




「!!?」

バタバタと靴音を鳴らしながら一斉に走ってきて、一気に距離をつめられる


あー…どうしようι

いわゆる

絶体絶命の大ピンチってやつ?


< 205 / 375 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop