sugar voice


私はバンッと机を叩いて声を荒げた

「こんないかにもチャラそうな奴の言う事全部鵜呑みにするんですか!?しかも、取り引きなんて…良いんですか?校長に言いますよ?」

そう言ってニッコリ笑うが、私の目は笑って無いだろう

「なっ…聞いてたの!?」

口をパクパクと金魚のように開けて顔を真っ青にする先生

「はい…聞いてました。ですが、私の言ってる事がすべて本当だとクラスのみんなに言ってくれるなら私はなにも言いませんけど?」

おそらく今日一番になるだろう満面の笑みを先生に向ける

「~~~っ!!!」


よっぽどsugar nightのポスターが欲しいのか先生は悔しそうに私を睨み付けるが

「あー…もう仕方ない…良いわ貴方達帰っても」

はぁ…と大きなため息をついて渋々ドアの方を指差す

「ありがとうございます♪」

私の作戦勝ち♪

心の中でガッツポーズをすると私はニンマリ笑って指導室をでていった

「じゃあ俺も失礼しますセンセ♪」

柳井も私に続いて、クスクス笑いながら指導室を後にした


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