sugar voice



「ありがとう。気持ちは嬉しいんだけど…その、この体勢はちょっと…」

とてもじゃないけど人前に出れないι


口をモゴモゴさせながら言えば柳井は最初キョトン顔だったがプッ…と吹き出して


「そーいうこと」


クスクス笑いながら私をゆっくり降ろすと背中を向けてしゃがみこむ


「おんぶ…なら大丈夫だろ。お姫様?」

ポンポンと背中を叩いて、早く乗れと急かされる


「お…お姫様じゃない!!!///」


犬みたいにギャンギャン騒ぐが、すぐに疲れてしまい

フラフラとした足取りで柳井の元へ行き、素直に彼の大きな背中に身を預けた

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