sugar voice


何か言葉をかけたくて口を開いたが


「やな…「さっさと行くぞ、女。和也は右の通路に行け。突き当たりに扉がある

そこを抜ければステージ裏へ出れるはずだ。

メンバーには口裏を合わせてある

うまくやらないと拷問するからそのつもりで。


何度も言うがこれっきりだからな」


「…えι」

聞いてはいけない言葉を聞いてしまったような…

思わず身震いして柳井を見れば、柳井も顔がひきつっていた


仕方なく私は柳井に背を向けると

「ばいばい柳井」

何度か手を振って置いて行かれないように足を進め始めた





刹那



「架山!!」


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