sugar voice



大声で呼び止められて後ろを振り返る


「どうしたの?」

「…えっと」

柳井は頬を掻きながら何かを考えるように目を伏せてから私を見て




「また明日!!」



そう言って白い歯を見せてニッコリ笑った


「…うん?また明日学校でね」


今…何か言いかけた?


不思議に思い首を傾げるが、柳井の綺麗な笑顔につられて私も自然と笑みがこぼれる


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