sugar voice


「…さっきからずっと考えてるけど適当な答えが見つからないんだよ。

でも、あえて言うなら…なんとなく仕草とか言動が煌に似てたから見捨てられなかったのかもしれない」

架山を煌と重ねるなんて自分でも最低な奴だと思う

でも、少なからず一緒に抜け出した理由の一つにそれはあった



架山は自分の限界を知らないのか無茶な行動をとったり

俺の事で怒ったり、泣いたり、笑ったり、赤くなったり、目まぐるしく表情を変化させた


今日この1日で架山の思いがけない色々な面が見れて驚いたが

自分の事を考えてそうしてくれたんだと思うと少し嬉しい気もした







だけど…同時に彼女の面影がちらついていた


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