sugar voice


翠とお母さんが二人仲良く談笑している中、無言で食べてる私

頭の中は昨日の笹倉さんからの電話の内容で頭がいっぱいでとても話に加わる余裕がなかった

「どうしたの?全然話してないけど」

「いやちょっと考え事…あ、お母さん今日帰るのちょっと遅くなるかも」

「え?別に良いけど…なんで?」

sugar nightのマネージャーの笹倉さんと会ってくるなんて言えば卒倒しそうだし…

それに…笹倉さんには言われてないけど、この事はあまり公に言っちゃいけないような気がする


咄嗟に助けを求めようとチラリと翠を見れば、バッチリ目が合って

「………」

何かを感じ取ったのか至極面倒臭そうな顔を浮かべた

 
< 336 / 375 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop