sugar voice


「凄かったね~♪」

「一番前で見れたなんて夢みたぁ~い」

翠と秋華はライブが終わった後もまだ興奮が冷めきっていないのか仲良く2人でさっきのライブの感想を延々と言い合っている

「凄い元気…」

「だなι」

2人の後ろを歩いているのはもちろん私と真澄で


「菜月も良かったと思っただろ」

「…あははι」

なんだか全て見透かされたような目で私を見る真澄を笑ってごまかす

だって…

まさかあんなに心に響くライブだなんて思わなくて

思わず聞き入ってしまった事がかなり悔しかったから

「ふ~ん♪」

意味深な笑みを浮かべて私を見る真澄

「なによ…」


「いや、正直に言ったら良いのになぁ…って思っただけ」

そう言ってクスクス笑いながら私の肩をポンポンと軽く叩く


…なんかムカツク

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