sugar voice


「翠ぃーー!!」

私は翠を見るなり翠の服を思いっきり引っ張って上下左右に振り回した

「なによー」

大して効いていないようで…いとも簡単に振り払うと両手を組んで不思議そうに私を見る

「昨日のこと!!分かってたんだったら探してよ」


ひどーいってわんわんわめいていたら

「いやぁ…柳井とのラブラブタイムを邪魔しちゃ悪いかなぁ~って」

「ラ…ラブラブぅ!?」

柳井となんかラブラブしたくないしっ!!

だんだん険しくなる私の顔なんて全く気にしてない翠は

「それよりさぁ…あの後どうなったの?」

そう言って私の顔を覗き込んで興味津々な顔で私を見つめる

「それは…」

ふっと目を逸らして前を見れば


「それ、私も聞きたいなぁ~♪」

「私も♪」


「は…?秋華と真澄?」

いつの間にきたのか目の前でニヤニヤと楽しそうに笑う2人がいた

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