sugar voice
「ねぇ…」
「教えてよぉ~」
「早く!!」
「…あぅ~ι」
3人にしつこく問い詰められてたじたじι
やはり仕方ない
ここは腹くくるか
「ちゃんと学校で話すから…またギリギリセーフは嫌だからさι早く行かない?」
そう言うと3人は少し不満げな表情を見せたが、絶対に話すからと念を押したら深く頷いてくれた
―――――――…‥
私がみんなを急かしたおかげか時間通りに学校に着いた
教室に入るとなにやら後ろの方に人だかりが出来ていた
大体その人だかりの中心人物は予想がつく
『柳井ってやっぱりsugar nightのカズだったんだよな!!』
「まぁ…な」
『私、大ファンなんです♪サインしてくれませんか?』
「ゴメンιサインはマネの許可がいるんだよ」
『いやん♪格好良すぎぃ///』
「…ありがとうι」
わいわいと黄色い声がしている中、まんざらでもない様子の柳井は営業スマイルで受け答えをしている
「凄いね」
「うん」
私と翠は顔を見合わせて苦笑いを浮かべた