sugar voice
「sugar nightって…あの4人組の?」
思い付くのは一つしかない
「そのまさかよ♪お父さんが前々から友達に頼んであったらしいの♪もう私びっくりしたわよ~」
お母さんは嬉しそうに鼻歌を歌いながらクルクル回る
そういえば…お母さんsugar nightの大ファンだった気がする
前に寝室におっきなポスターが貼ってあったのを見たような…
でも、その時の私は大して興味がなかったから頭の隅の小さな引き出しに閉まったままで
それが今になって思い出すなんて…
「凄いだろ~しかも結構前の席なんだよ」
そう言って自慢げにニンマリ笑うと、コップに入ったビールをグビグビ飲む
「あのさ…」