sugar voice


真面目にノートを取るフリをしながらも授業中は写真部のことで頭がいっぱいで授業の内容なんて全く頭に入らなかった








放課後、昨日は用事でいなかった秋華がトテトテと教室にやってきて

「ゴメンねぇι昨日は用事があって一緒に帰れなくて。今日は一緒に帰ろうねぇ~♪」

フニャァと可愛らしい笑みを浮かべて私に抱きついてきた

「ゴメンι今日部活があるんだ」

部活という言葉に少し優越感

申し訳なさそうに頭を下げれば

「「えぇ!?」」

いつの間に来ていたのか真澄と秋華の声がハモった

秋華は抱きついていた手をパッと離して目をキラキラ輝かせた

やっぱり次の言葉は決まって何部?で

写真部と言えば翠同様に2人の顔が曇った

「マジ!?菜月は絶対運動部に入るのかと思った」

「うん。私も、写真部はあんまり良い噂聞かないし…大丈夫ぅ?」

2人は心配そうに顔を見合わせる

< 98 / 375 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop