一週間
病室に居ても退屈なので、気晴らしに屋上に出てみた…
外は綺麗な青空…田舎町の総合病院だからか、空気が美味しく感じた。
ふと視線を空から下ろすと、靴を揃えて脱ぎ、フェンスに登ろうとしている男が一人…
生きたいと願う人間が居る中、当然、死にたいと願う人間も居る…
この人物は、どんな理由があって、死のうとしてるのだろう…
私は男を驚かせないように、ゆっくり近付き声を掛けた…
『…あんたさぁ…何で死にたいの?』
『止めても無駄だ…決めたんだ…俺…飛び降りる』
『…降りても良いけど、理由教えてよ…私さぁ、一週間の命だから、自殺する人の気持ちとか解らないんだよねぇ』
私は、フェンスに背凭れ、その場に座り込んだ。
『…変な女だな…普通、目の前で人が死のうとしてたら、止めさせるだろ』
『ん~…かもね…普通はね…でも、私は他人の命に興味は無いから』
『……何か…気持ちのタイミング逃した;;』
男は、フェンスから降り、私の横に座った…
外は綺麗な青空…田舎町の総合病院だからか、空気が美味しく感じた。
ふと視線を空から下ろすと、靴を揃えて脱ぎ、フェンスに登ろうとしている男が一人…
生きたいと願う人間が居る中、当然、死にたいと願う人間も居る…
この人物は、どんな理由があって、死のうとしてるのだろう…
私は男を驚かせないように、ゆっくり近付き声を掛けた…
『…あんたさぁ…何で死にたいの?』
『止めても無駄だ…決めたんだ…俺…飛び降りる』
『…降りても良いけど、理由教えてよ…私さぁ、一週間の命だから、自殺する人の気持ちとか解らないんだよねぇ』
私は、フェンスに背凭れ、その場に座り込んだ。
『…変な女だな…普通、目の前で人が死のうとしてたら、止めさせるだろ』
『ん~…かもね…普通はね…でも、私は他人の命に興味は無いから』
『……何か…気持ちのタイミング逃した;;』
男は、フェンスから降り、私の横に座った…