一週間
俺は、病室を飛び出した…
面会出来ないって解ってる…けど…稜子サンと近い距離に居たかった…
ICU室の前に着き、廊下の長椅子に腰掛けた…
看護婦がICU室を慌ただしく出入りしている…俺は、ただ…その人の流れを見ている事しか出来なかった…
『陽翔ぉ…こんな所に居たの?』
『あ…母さん…』
『何してるの?病室に戻りましょ?』
『母さん…俺…何も出来ないのかな…』
『……陽翔?…泣いてるの?…何かあった?』
あまりの非力さに、涙が止まらなくなった…
面会出来ないって解ってる…けど…稜子サンと近い距離に居たかった…
ICU室の前に着き、廊下の長椅子に腰掛けた…
看護婦がICU室を慌ただしく出入りしている…俺は、ただ…その人の流れを見ている事しか出来なかった…
『陽翔ぉ…こんな所に居たの?』
『あ…母さん…』
『何してるの?病室に戻りましょ?』
『母さん…俺…何も出来ないのかな…』
『……陽翔?…泣いてるの?…何かあった?』
あまりの非力さに、涙が止まらなくなった…