逢いたくて、愛したくて

「水辺」


名前も知らない
君と出会い


僕は
立ち尽くしてしまう



曇り空が
ぼんやりと僕を見て

水辺にうっすら
僕の姿が映る



本当は
なにもかも知らなくて

本当は
なにもかも自己満足


抱きしめてほしかった

なんて想い出の場所で呟いて
右隣りに不審がられる


今日だけ特別…

想うことは

自由でしょ?
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