恋愛=罰ゲーム×嘘


教室のドアから少し顔を出す。


「よし!!」


「なにが?」


ビクーッ!!!


振り返った先は南がいた。


「南かぁ…びっくりさせないでよ!!」


「彼氏が門で待ってっから迎えに来てやったんだけど」


「鈴木くん待ってるの?!」


「さぁな♪」


もうどっちなんだよ!!


階段を降りるときに足を踏み外した。


「きゃっ」


「大丈夫か?」


南が腕を持ってて助けてくれた。


「あ…ありがとう」


南の方をみると顔が近かった。


それがなんか恥ずかしくて、顔を逸らそうとしたとき何かが唇に触れた。
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