恋愛=罰ゲーム×嘘

告白五秒前



「ほら!呼んできたから行けって」


和真に背中を押される。


「いっ、行きます!!」


そっと鈴木くんに近寄る。


「あんな自然に!!」


由理子が小声で叫ぶ。


わかってるけどさ…。


あれ?


どっかでみたことあるような…。


ん〜〜〜。


ま、話しかけて、好きです、て言えばいいんでしょ。


「あの〜」


鈴木くんは振り返った。


「はい、あ…朝ぶつかった…」


「あぁ!やっぱり?」


鈴木くんは顔を赤く染める。


ま、言っちゃえばすっきりするよね!?


「あの〜…好きです。つきあってください」


棒読みすぎたかも(汗)


「…はい。実は僕も好きだったんです…美森さんのこと」


「へっ?」


俯いてて彼は私の顔が見えないだろう。


いや、みててほしくない。


ちょーマヌケな顔してる。


まさかのまさかでしょ。


「流石!あんなもてるからな」


「え?和真はしってたの?鈴木晴信があんなの事好きだってこと」


「んなわけねぇだろ」


私…このまま付き合うことになっちゃうの!?
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