虹のリズム
幸せの鼓動
「おはよう、瞭くん。」
「ん…………はよ」
「散歩、行くよ?」
「……………あと…5分」
「…………おやすみ。」
腕を泳がせ、声の主を探す。
ちっとも見付からないまま戻ってきた右腕。
「……みぃわぁ?」
「はぁい。居るよ。」
パタパタ足音と共に近付いた主。
「ねむ………」
「寝てるよ?」
ベッドに頬杖を着き、可愛く笑う。
「かわい………たべたい」
「見えてないじゃん。」
「みえてます………ねよ?」
「散歩行きたいんだけどな。」
「今日は休み。」
だんだんはっきりしてくる寝惚けた頭。
「もうちょいねよ?」
「うーん………たまにはいっか?」
いつもの日課を変更。
たまには良いよ。