蝶々
「この課題昨日出し忘れちゃって、今から職員室に出しに行かなきゃなんだけど、一緒に行こう☆」
「・・・なんで隣のクラスの私が一緒に行かなきゃいけないのよ」
前の席の背中を見ながら、冗談半分、本気半分でそう言った。
「えーだって一人やだし」
「おまえは幼稚園児か」
「ほらっ行くよ!」
無理矢理腕を捕まれて立たされた。
乃々香と菜穂は同じクラスになったことがないから知り合いじゃない。
私は教室に一人になる菜穂をちょっと見た。
その時、菜穂も立ち上がって教室の外に行った。
「・・・なんで隣のクラスの私が一緒に行かなきゃいけないのよ」
前の席の背中を見ながら、冗談半分、本気半分でそう言った。
「えーだって一人やだし」
「おまえは幼稚園児か」
「ほらっ行くよ!」
無理矢理腕を捕まれて立たされた。
乃々香と菜穂は同じクラスになったことがないから知り合いじゃない。
私は教室に一人になる菜穂をちょっと見た。
その時、菜穂も立ち上がって教室の外に行った。