蝶々
その夜、メールが来た。

『今日は本当にごめんね。自分から頼んでおいて。』

私は菜穂が約束を忘れていたことにがっかりしたわけじゃない。
ただ、ちょっとだけ、こんなに私は真剣なのにってその温度差を感じた。
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