【短編】my sweet angel
 「その通りで、ございます。 
  姫様に受け入れていただかなければ、間もなく力尽きてしまいます。」


  トントン


  「姫様、鉄砲玉が姫様のお部屋に入られたとの、ご報告が!
   姫様、大丈夫ですか?」


  「雨守、お前のセキュリティーが甘いからじゃ。」


  「申し訳ございません。すぐに、排除にかかります。」


  「待って、今 話あっておるところじゃ。 もう少し考えます。」

   
  「すぐ、外で控えておりますので・・・。」


  そういうと、門番の雨守は下がった。



  「お優しい! さすが姫様。」

  
  「元々、あなたは段階を踏んでこられていない流れ者。
   されど、あなたにも命が宿っておられる。 一度は、知り合ってしまった貴方を、見殺しにするのは心が痛みます。」




  「姫様」

   
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