意地悪な上司
「水野さん」
綿貫
「この書類に間違いがなければサインちょうだい」
書類を読んでる最中
「私ね退職願い出して、違う出版社で働くことにしたの」
小声で話す綿貫に何事もなかったように書類を読む
「そっか私もそろそろ職を見つけなきゃ
絲先生の本が発売されたら退職願いだそうと」
書類にサインして
「そっか……あんたはてっきり作家になるのかと思った」
書類を受け取った綿貫が言う
作家?
何言ってんだか