意地悪な上司
車の中で待っていた速見さんはご丁寧にドアを開けてくれた
速見さんは車のエンジンを入れて
「水野さんはあまり俺に離れないように!!
狙われるから」
「はい!」
「夕方って書いたから先生に原稿もらったらどこか食べに行く?」
………今日下ろしてないから
二千………足りるよね
「あのさ君はいつも財布の心配してるけど
一応僕は君より年上で男なんだかご馳走するさ
いつも食べに行こうって言うと財布を考えるよね」
苦笑もしてるし呆れてる
呆れさせているつもりじゃないけど……
「考えるなって言われても無理です……
そーいうのに男もないですし」
なんで可愛いこと言えないかな私
「相変わらずだな〜
まぁそーゆー所に惹かれてるから仕方ないけどね」
良かった怒ってない
゙惹かれてる゙
速見さんありがとう